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更新日:2024年11月25日
【平成9年度生まれ~平成20年度生まれ】までの女性へ大切なお知らせ
HPVワクチンを公費で接種できるのは、令和6年度末(令和7年3月末)までです。
接種を完了するには合計2~3回の接種が必要となりますので、令和6年10月以降に1回目の接種を希望する場合は、接種のスケジュールなど、接種医療機関の医師とご相談ください。
なお、令和7年3月末までに接種が完了しない場合であっても、それまでに接種した分は公費負担の対象となりますので、接種を希望する方は、お早目の接種をご検討ください。
お知らせ
令和5年4月1日より9価HPVワクチン(シルガード9)が定期予防接種対象のワクチンに追加されました。これまでの2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)に加え、9価(シルガード9)の3種類のワクチンが接種ができるようになりました。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン予防接種は、平成25年4月に定期接種がはじまりました。平成25年6月14日厚生労働省より「ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が、HPVワクチンの接種後に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではない」と通知があり積極的な接種勧奨を差し控えることになりました。
その後、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」において積極的勧奨の再開が検討され、令和3年11月26日厚生労働省通知では「HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められた。また、HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態については、引き続きHPVワクチンの安全性の評価を行っていくこと、接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の診療実態の継続的な把握や体制強化を行っていくこと、都道府県や地域の医療機関等の関係機関の連携を強化し地域の支援体制を充実させていくこと、HPVワクチンについての情報提供を充実させていくこと、などの今後の対応の方向性も踏まえつつ、当該状態を終了させることが妥当とされた」となり、積極的な接種勧奨が再開となりました。
また、令和4年3月18日厚生労働省により「積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこと(キャッチアップ接種)」が決定しました。
飯塚市では令和4年から定期接種対象者、キャッチアップ接種対象者への案内の発送を開始しています。
子宮頸がんの多くは性的接触によって感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で引き起こされます。感染は一時的でウイルスは自然に排除されますが、感染した状態が長く続くと子宮頸がんを発症することがあります。子宮頸がんは、子宮頚部(子宮の入り口)にできるがんで、20~30歳代で急増し、日本では年間約10,000人の女性が発症していると報告されています。初期の段階では自覚症状がほとんどなく、進行すると不正出血や性交時の出血などがみられます。
小学6年生~高校1年生相当年齢の女子
(令和6年度対象者:平成20年4月2日~平成25年4月1日生まれ)
13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間
(中学1年生になる年の4月1日~3月31日)
令和7年3月末で経過措置として行われていたキャッチアップ接種が終了します。これまでは定期接種対象期間を過ぎた場合、キャッチアップ接種対象者に移行していましたが、今後は対象期間を過ぎての接種は全額自己負担となります。接種を希望される方は定期接種の対象期間のうちに接種してください。
令和5年4月1日よりシルガード9が追加され、定期予防接種対象のワクチンは3種類となりました。ワクチンによって、接種間隔が異なります。
ワクチンの種類 | 接種回数 |
標準的な接種間隔 |
シルガード9 | 2回 | 初回を15歳の誕生日の前日までに接種した場合に限り、5か月以上の間隔をおいて2回接種 |
3回 |
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ガーダシル | 3回 | |
サーバリックス | 3回 |
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主なものは、接種部位の痛みやはれです。
まれですが重い症状が報告されています。
呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
手足の力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群という末梢神経の病気)
頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という脳などの神経の病気)
ワクチン接種は飯塚市・嘉麻市・桂川町予防接種協力医療機関または、福岡県内の広域化実施医療機関で接種可能です(事前に予約が必要です。公費負担接種の対象医療機関か予約時に確認してください)。
進学等の理由により、県外での接種を希望する場合、事前に感染症対策室に申請することで、県外接種が可能です。申請手続きについては「福岡県外での定期予防接種を希望される方へ」を確認いただき、期間に余裕をもって申請してください。
予診票・説明書は医療機関に用意されているため、持参する必要はありませんが、必ず内容をご確認ください。
HPVワクチンに関するQ&Aを厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)で確認いただけます。
対象者の方には厚生労働省作成のリーフレットを送付しております。詳細版などその他リーフレットについては厚生労働省ホームページをご確認ください。詳しくは、厚生労働省のホームページ、厚生労働省作成のリーフレットをご確認ください。
厚生労働省ホームページ
「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」(外部サイトへリンク)
(厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営)
電話番号:0120-469-283
※令和6年10月1日から電話番号が変わりました。
受付時間:午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
引用元:感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
厚生労働省では、HPVワクチン接種後に生じた症状について、身近な地域において適切な診療を提供するため、協力医療機関を選定しています。詳しくは厚生労働省ホームページでご確認ください。
HPVワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときは、まずは接種医療機関など、地域の医療機関を受診いただくようにお願いいたします。
福岡県内の相談協力医療機関に関することなど福岡県ホームページ(外部サイトへリンク)でご確認いただけます。
予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。申請に必要となる手続き等については、飯塚市保健センターにご相談ください。(厚生労働大臣の認定にあたっては、第三者により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。)
厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
HPVワクチンの定期予防接種の対象は高校1年生相当である令和7年3月までです。それまでに行った接種は、合計2回もしくは3回の接種を完了したかを問わず、公費による接種となります。
※飯塚市では、接種券はありません。病院に直接予約してください。
飯塚市での接種状況をもとに個人通知(封書またはハガキ)をお送りしています。転入前にお済みの方もいらっしゃいますので、過去にご自身が接種しているかどうかは親子(母子)健康手帳等で履歴をご確認ください。すでに接種が完了している場合は、接種は不要です。
ワクチンの接種により子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。早期発見のためには子宮頸がん検診の受診が必要です。
飯塚市では20歳以上の女性を対象に「子宮頸がん検診」を実施しています(集団検診)。ワクチンの接種の有無に関わらず、がんの早期発見・早期治療のために定期的な受診をお願いします。
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