ここから本文です。
更新日:2025年9月11日
福岡県では令和7年9月1日時点における麻しんの患者報告数が20人となり、特に、8月に入ってからの患者報告が占めています。
詳しくは、福岡県のホームページをご確認ください。
▶麻しん(はしか)に注意しましょう(福岡県ホームページ)(外部サイトへリンク)
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身性感染症です。
感染経路としては、空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染など様々な経路があります。
感染力は極めて強く、麻しんの免疫を持たない人が感染するとほぼ100%の確率で症状が現れ、一度感染して発症すると生涯免疫が持続するといわれています。
麻しんウイルスの感染後、10日から12日間の潜伏期ののち、発熱や咳などの症状で発症します。
38℃前後の発熱が2から4日間続き、倦怠感、上気道炎症状(咳、鼻水、くしゃみなど)、結膜炎症状(結膜充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)が現れて次第に強くなります。
発疹が現れる1から2日前ごろに口の中の粘膜に1mm程度の白い小さな斑点(コプリック斑)が出現します。コプリック斑は麻しんに特徴的な症状ですが、発疹出現後2日目を過ぎるころまでに消えてしまいます。
コプリック斑出現後、体温は一旦下がりますが、再び高熱が出るとともに、赤い発疹が出現し全身に広がります。
発疹出現後3から4日で回復に向かい、合併症がない限り7から10日後には主症状は回復しますが、免疫力が低下するため、しばらくは他の感染症に罹ると重症になりやすく、体力などが戻って来るのに1か月くらいかかることも珍しくありません。
麻しんに伴って肺炎、中耳炎、脳炎などさまざまな合併症がみられることがあります。特に、脳炎は頻度は低い(1000人に1人)ものの死亡することがあり、注意が必要です。
空気感染するため、手洗いやマスクのみでは十分な予防はできず、麻しんの予防・対策としては、麻しん含有ワクチンの接種が最も有効であるとされています。
1歳になったら1回、小学校入学の前にもう1回、計2回の予防接種を受けましょう。
次の方は、予防接種法に基づく定期の予防接種を受けることができます。
対象者(令和7年度) | |
第1期 | 1歳~2歳の誕生日の前日 |
第2期 | 平成31年4月2日~令和2年4月1日生(年長児) |
注)上記定期接種の対象でない方も、予防接種法に基づかない任意の接種が可能です(費用は自己負担となります)。
予防接種履歴の確認方法については、以下のページを参考にしてください。
▶予防接種履歴の確認を希望される方へ
関連リンク
麻しんについて
MRワクチンについて
県内の感染状況については、福岡県感染症週報の定点報告で確認できます。
よくある質問
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください