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「広報いいづか」4月号の表紙を飾った地元・飯塚市在住の若き車いすテニスプレーヤー、矢野蒼大(やの・そうた)選手が、5月15日(金曜日)に九州車いすテニス協会の関係者と共に飯塚小学校を訪れ、特別授業を実施しました。
飯塚小学校の4年生は、地元飯塚で開催された「第42回飯塚国際車いすテニス大会」について事前学習を行い、市の広報誌を通じ来年以降に同大会への出場を目指す地元出身の矢野選手のことも学びました。しかし、大会当日(4月23日)は雨天による無観客試合となり、会場での応援は叶いませんでした。
「飯塚が世界に誇るこの大会の熱量と、選手たちの挑戦する姿を、子どもたちの目で見せ、心に残したい」。そんな4年生担任の先生方の熱い想いを九州車いすテニス協会のスタッフが受け止め、矢野選手が体育館に駆けつける特別授業が実現しました。
授業が始まり、競技用車いすに乗った矢野選手が登場すると、体育館は子どもたちの歓声に包まれました。協会スタッフによる競技解説や大会の動画視聴に続き、車いす対抗リレーやテニス体験会を実施。46人の児童たちは、慣れない操作に苦戦しながらも、矢野選手に車いすを押してもらったり、ボール出しをしてもらうなど、特別な時間を過ごしました。
授業終了後、子どもたちは矢野選手からのサインや握手に大興奮。対する矢野選手も「最初は緊張したけど楽しかった」と笑顔を見せ、飯塚市在住で唯一の車いすテニスプレーヤーのもとに、頼もしい「小さな応援団」が誕生する一日となりました。
矢野選手や世界で活躍する小田凱人選手が車いすテニスを始めたのも、10歳頃だったそうです。日々の暮らしの中でのかけがえのない出会いにより、子どもたちが新たな挑戦や将来の可能性に目を向けるきっかけが生まれるのかもしれません。

