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更新日:2027年12月11日

飯塚発のサステナブル医療ウェアブランド「sukui」、グッドデザイン賞を受賞!

20251208グッドデザイン

12月8日(月曜日)、市役所において、サステナブル医療ウェアブランド「sukui(スクイ)」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したことを受け、株式会社ワーキングハセガワ代表取締役の長谷川伸一様と、ブロックチェーン技術提供を行う株式会社chaintopeの代表取締役の正田英樹様が、武井市長を表敬訪問しました。

今回の取組は、福岡県および飯塚市の補助金を活用して進められた事業であり、市のブロックチェーン施策の成果・成功事例の一つとして位置付けられています。「sukui」は、栽培の段階で二酸化炭素(CO2)を吸収するヘンプ素材を用いた医療ユニフォームです。製品ラベルの二次元コードからアクセスできるデジタル製品パスポート(DPP)に、生産過程でのCO2排出量やヘンプによる吸収量などのデータを記録し、ブロックチェーン技術により改ざんされにくい形で可視化している点が特徴です。使用後のユニフォームを回収し、アップサイクルや堆肥化までを見据えた循環型の設計が評価され、グッドデザイン賞の受賞につながりました。

長谷川社長は、繊維・アパレル業界が大量生産・大量廃棄を前提としたビジネスモデルに依存してきた現状に触れ、「原料の調達から着用、そして回収・堆肥化まで責任を持つ仕組みをつくりたかった。」と述べました。そのうえで、医療従事者の働きやすさと環境への配慮を両立させることを重視して開発を進めたこと、「国内で評価をいただけたことを励みに、今後は海外のアワードにも挑戦し、グローバルに認められるブランドを目指したい。」と今後の展望を語りました。

正田社長は、中国・黒竜江省のヘンプ畑や製糸工場などサプライチェーンの現場を実際に訪問し、原料の生産から糸、生地、最終製品に至るまでの各工程でデータを記録していることを紹介しました。また、大学の専門家によるCO2排出量・吸収量の算定結果をブロックチェーン上に記録することで、「いつ、どこで、どのように作られた製品なのかを、誰もが同じ情報で確認できることが大きな価値になる」と説明しました。

武井市長は、「医療現場での快適性と、現代社会が直面する環境課題への対応を両立させた、先進的な取組だと感じている。市内外の事業者にとっても大きな刺激になる。」と述べ、「sukui」をはじめとするブロックチェーンやデジタル技術を活用した取組が、医療や環境、地域産業の分野で広がっていくことに期待を示し、「市としても産学官連携をさらに進め、持続可能な地域づくりにつなげていきたい。」と話しました。

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