更新日:2022年3月2日
介護保険の給付適正化に取り組んでいます
介護保険制度は「介護」を社会全体で支え合う制度です
みなさんがいつまでも住み慣れたまちで安心して暮らせるためのしくみ。それが市区町村が運営する介護保険です。飯塚市では介護保険制度を将来にわたり持続させていくために「介護給付適正化事業」をおこなっています。介護給付の適正化とは、介護(介護予防)が必要となった高齢者が適正に要介護(要支援)認定を受け、受給者が真に必要な介護サービスを過不足なく受けることです。また、必要な介護サービスを介護事業者がルールに従い適正に供給するよう促すことです。
介護給付適正化に向けた取組目標及び実施内容
本市では、令和3年度から令和5年度までの介護給付適正化事業として、「要介護認定の適正化」、「ケアマネジメントの適正化」、「住宅改修・福祉用具購入の点検」、「福岡県国民健康保険団体連合会のデータの縦覧点検や医療情報との突合及び給付実績の活用」、「介護給付費の通知」に取り組んでいます。また、あわせてサービス事業者への指導・監督も行います。
要介護認定の適正化
- 認定調査員を対象とした研修や認定調査結果の評価・助言・指導
- 認定調査と主治医意見書の内容点検
- 介護認定審査会の委員に対する情報提供や事例検討会、研究会の場の提供
- 要介護認定の申請者に対する認定の仕組みや認定結果についての情報提供
ケアマネジメントの適正化
- ケアプラン点検(一連のケアマネジメントが適切に行われているか、利用者の状態に即したものになっているか、不正な点がないか等)
- 高齢者が住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができる、または重度化防止に資するケアプランとなっているか
- 居宅介護支援事業者連絡協議会との連携
- 地域でケアマネジメントの役割を担う介護支援専門員の育成や支援等
主任介護支援専門員更新研修に係る法定外研修を開催しました
令和4年2月21日、飯塚市穂波交流センターにて市内居宅介護支援事業所及び介護予防支援事業所を対象としたケアプラン点検事後研修にあわせて開催しました。
令和3年度介護給付費等の分析業務及びケアプラン点検業務を委託している株式会社くまもと健康支援研究所を講師とし、本市の介護給付費データや点検したケアプラン等の分析結果の報告と自立支援・重度化防止の方策について講義していただきました。
住宅改修や福祉用具購入の点検
- 直近の要介護認定訪問調査情報と理由書の整合性の確認等の事前審査
- 改修・購入後の利用者の自宅への訪問調査、利用者の状態確認
- 介護支援専門員等に対し給付内容の点検指導
- 住宅改修受領委任登録事業所に対する研修会などの場を活用した啓発
介護報酬請求の適正化
- 福岡県国民健康保険団体連合会のデータの縦覧点検や医療情報との突合点検
- サービス利用者への介護給付費通知の送付
- 県と連携した介護保険施設や介護サービス事業所の指導
介護給付費の通知
- どのようなサービスをどのくらい利用されたかをお知らせするとともに、介護保険に対するご理解を深めていただく
- 利用した覚えのないサービスが記載されていないかの確認
サービス事業者への指導・監督
- 市が指定を行っている地域密着型サービス事業所に対する「集団指導」の実施
- 利用者への適切なサービスの提供、介護報酬請求の適正化、事業者の育成等を図るための「実地指導」の実施
- 不適切なケアプランが発見された際のケアマネジャー・利用者本人・事業所に対するヒアリング及び調査・指導
介護保険をご利用のみなさまへ~介護保険の適正なご利用をお願いします~