ここから本文です。
更新日:2025年6月5日
ヘアドネーションとは、ヘア(髪の毛)とドネーション(寄付)を合わせた言葉です。小児がんなどの病気や事故等により髪を失った子どもたちのために、寄付された髪の毛を使用して、ウィッグを作り、無償で提供する活動のことです。
この機会にヘアドネーションについて知ってみませんか。
こども用のウィッグは種類も少なく高額であることや化学繊維等で作られておりウィッグであることが分かりやすいものが多いです。一方で、ヘアドネーションにより作られたウィッグは、無償であることから経済的な負担が軽減されるだけでなく、より自然なウィッグであるため、使用者の心理的な負担を軽減することができます。
日本では、0~14歳の子どものうち、1年間に約2,500人が小児がんと診断されています。なかでも最も多いのが白血病、次いで脳腫瘍、リンパ腫です。
小児がんをはじめとするさまざまな疾病で必要になるのが、化学療法や放射線療法です。そしてこれらは脱毛を伴うことがあります。
薬物療法による脱毛は、髪の毛のほか全身で脱毛が生じます。すべての薬物療法で生じるわけではありませんが、脱毛を伴う場合は原因となる薬剤を投与してから1~3週間後から始まり、治療が終わると再び生え始めます。2~3カ月すると産毛のような柔らかい毛が伸びてきたことが実感でき、3~6カ月で短い毛が生えそろうことが多いです。
放射線治療による脱毛は、放射線を照射した部位のみで起こります。照射を開始してから10日後くらいから脱毛が始まり、多くの場合で治療が終わってから3~6カ月くらいで毛が生えてきたことを実感できます。しかし、照射する放射線の量が高い場合は、毛が生えてこなくなることもあります。
【参考】
寄付できる髪の毛の条件は支援団体によって異なりますが、31cm以上であることが多いです。
寄付できる髪の毛の長さやヘアカットから寄付までの流れの詳細については、寄付を行う支援団体のホームページ等をご確認ください。
ヘアドネーションの活動に賛同している美容院・理髪店で髪の毛を切ります。(セルフカットも可)
美容院・理髪店に行く際は「ヘアドネーションを行いたい」ということを予約時に相談しましょう。
1.で選んだ団体に切った髪の毛を送ります。
支援団体に髪の毛が届き、ウィッグが作成されます。
作成されたウィッグは、ウィッグを必要とする方のもとに届けられます。
ヘアドネーション活動に賛同している支援団体や美容院は全国にたくさんあります。
普段から利用している美容院でもヘアドネーションの対応が可能な場合もありますので、ご希望の際は利用している美容院・理髪店にお問い合わせください。
【参考】
支援団体はほかにもたくさんあります。ご自身の考え方や髪の毛の状態にあった団体をお選びください。
よくある質問
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください