飯塚市産業振興ビジョン

ビジョン策定の趣旨

飯塚市は、1955(昭和30)年後半から新たな産業の創出に向けて、大学及び研究機関の誘致を進め、当時の人口比で県内一の理工系学生及び研究者の集積を誇る学園都市を形成してまいりました。また、これらの優秀な人材や知的資産をベンチャーの起業、情報系企業と技術者の誘致・集積等、地域経済の活力向上に結びつけるため、2002(平成14)年に、新産業創出の目指すべき方向性と産学官連携、人材育成等に対する課題整理と対応策の検討を進め本市における新産業創出の展望を描くとともに、その実現に向けた方策を示した「e-ZUKAトライバレー構想」を策定いたしました。その後、同構想に基づき、3期（2003(平成15)年度～2017(平成29)年度）にわたり新産業の成長ステージに応じた経済施策に取り組み、ITを活用した地域産業の活性化に一定の成果を収めてきました。

その一方で、地域経済を支え、その基盤としての役割を担ってきた中小企業においては、人材の確保・育成や販路の開拓・拡大、経営基盤の強化等の課題を抱えている状況があり、2016(平成28)年4月1日に中小企業振興を本市の重要施策と位置づけた「飯塚市中小企業振興基本条例」を施行しました。このような状況のもと、2018(平成30)年度には「e-ZUKAトライバレー構想」の流れを汲みつつ、同条例に基づき、商業・農業（6次化）等を含めた、包括的な産業振興に挑戦するため「飯塚市産業振興ビジョン2018～2022」を策定し、課題解決に取り組んできました。

この度、前ビジョンの5年の計画期間を経て、本市を取り巻く社会・経済の情勢の変化や継続する課題等を踏まえ、第2期となる「飯塚市産業振興ビジョン2023～2027」を策定しました。

飯塚市産業振興ビジョン2023～2027（PDF：6,084KB）（別ウィンドウで開きます）

飯塚市産業振興ビジョン2023～2027（概要版）（PDF：751KB）（別ウィンドウで開きます）

基礎調査報告書（PDF：3,584KB）（別ウィンドウで開きます）