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収蔵展示室

立岩遺跡

 飯塚市の立岩丘陵上にある弥生時代の遺跡群を総称して立岩遺跡と呼ばれています。
 立岩遺跡は、昭和8(1933)年に市営グランド造成工事中に発見され(立岩運動場遺跡)、九州大学の中山平次郎博士によって初めて学界に報告されました。
 昭和38(1963)年から昭和40(1965)年にかけて、堀田遺跡の調査が行われ、前漢鏡(前漢時代の中国で製作された鏡)10面をはじめとする多くの副葬品を有する甕棺墓群が発見されました。
 それらは弥生時代の日本の社会や文化を知る貴重な資料であり、昭和52(1977)年に国の重要文化財に指定されています。

重要文化財 立岩遺跡堀田甕棺群出土品 (昭和52年6月11日指定)

・連弧文日有喜鏡 1面
・重圏精白鏡 1面
・重圏清白鏡 1面
・連弧文日有喜鏡 1面
・連弧文清白鏡 1面
・重圏姚皎鏡 1面
・銅 矛 1口
・鉄 剣 1口
・鉄 鏃 1本
・やりがんな 1本
・砥 石 2箇
・石 鏃 2本
・碧玉管玉 2箇
・甕棺残欠共 19箇
(以上 昭和38年第1次発掘調査分)
・重圏昭明鏡 1面
・素環頭刀子 1口
・耳とう状ガラス製品 5箇
・玉 類
  ガラス 管玉残欠共
  ガラス 棗玉

1括
1箇
・甕棺残欠共 28箇
(以上 昭和38年第2次発掘調査分)
・連弧文清白鏡 1面
・連弧文日光鏡 1面
・単圏久不相見鏡 1面
・鉄 戈 2口
・鉄 矛 1口
・鉄 剣 2口
・やりがんな 2本
・刀 子 1口
・貝 輪 14箇
・甕 棺 6箇
(以上 昭和40年第3次発掘調査分)

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