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飯塚市歴史資料館の中庭に、今から約千四百年前に築かれたカクメ石古墳の石室を移築して保存しています。
この古墳は、元々、下三緒にある飯塚東小学校敷地のすぐ隣にありました。平成七年に古墳及びその周辺地が宅地として造成されることになったため、古墳の発掘調査を行いました。
調査の結果、直径約十五メートルの円墳で、内部に遺体を埋葬するための石室が築かれていることがわかりました。その石室は竪穴系横口式石室と呼ばれる、竪穴式石室から横穴式石室に変化する過渡期の形態をもつものであり、規模は全長三.五メートル、幅一.五メートル、内部全面に赤色顔料が塗られていました。盗掘を受けていたため、副葬品は出土しませんでしたが、入口には石室を閉じるために用いられた板状の石が残っていました。
しかし、カクメ石古墳の現地保存は難しい状況であったため、現在の場所に移築して保存することとなりました。
移築の時には、石室に用いられた全ての石材に番号をつけて解体・運搬し、また元通りに石を積み上げて石室を復元するという大変な作業が行われました。
ご来館の際は、ぜひご見学ください。