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学びと成長しくみデザイン研究所 濱野さん

株式会社 学びと成長しくみデザイン研究所 濱野さん
学外活動に熱中した学生時代
大学を中心とした「教育の質保証システム」づくりに取り組む『学びと成長しくみデザイン研究所』に勤務する濱野史雄さん。山口県下関市に生まれ、大学進学を機に飯塚へ移住。その学生時代に出会った地域の人達との出会いが、濱野さんの人生を変えることになる。
「ちょうど僕が九工大に入学した時が、大学ができたばかりでいろいろなことが柔軟にできていました」と語る濱野さん。大学では学生自治体に所属し、 飯塚の人と共に地域活動に積極的に参加していた。商店街で開催されるお祭りを盛り上げ、公民館で小学生を集めて科学実験教室を行い、幼稚園の空き教室を借りて補習塾や川を守る活動に関わるなど、その活動は多岐にわたる。
「社会で働く大人と接する機会が少ない大学生の頃に、地域に根差して活動している経営者や熱い思いを持ってまちづくりに関わっている方々と話ができるのが刺激的で、為になるお話をたくさん聞けたりして、そういう環境がすごく面白かったです。この町は何か挑戦したいという学生を受け入れる土壌があると思います。この町での様々な出会いや活動を通じて、自分がアクションをおこせば、少しずつ社会が動くという体験ができたことが、その後の人生で大きな力になっています」と当時を振り返る濱野さん。
自分のやりたいことをチャレンジしやすい飯塚
現在、大学改革に力を入れて取り組まれている濱野さん。自由に活動ができる大学生活こそ、しっかりとした学習成果が得られるようにしたいとの思いからカリキュラムマネジメントをサポートする活動を始めた。「大学では自分の学びたいことが学べるのに、手作業かつ各先生方個人で全て把握するには複雑すぎるカリキュラムが多く、学生一人ひとりに丁寧な学修支援を行うのが難しい場合が多いんです」現在勤務している“学びと成長しくみデザイン研究所”では学生一人ひとりの学修到達度などの具体的な数値をシステム化し、学修成果が可視化できる製品を開発しており、諸学校でのセミナーも行っている。

嘉穂高校でセミナーを行う濱野さん
「もしかしたら今の大学生たちに自分を投影しているのかもしれません。サポートをすることで主体的に学び、挑戦できる基盤を作りたいです」飯塚は“やりたい!”と熱意を持って行動する人に対して反応してくれる人が多いという。「今の学生達にはぜひいろいろなことにチャレンジしてほしいと思っています。周りの人は特定の価値観で否定をすることもないし、少しでもやってみたい気持ちがあれば、とりあえず飛び込んでみたりすると世界が広がると思います」とほほえむ。
「大学生の頃から振り返ると、色々な人が大きな挑戦や小さな挑戦も含めて、一歩を踏み出せる環境がこの町にはありますね。誰かがこういう事をやりたいと言うと、『面白いね』って応援してくれる人達がいます。それをやっている人が楽しいと思い、そのことを楽しめる人達が集まり、結果的に人が育ち、地域全体が盛り上がっていく。主体性は一人ひとりが持っているもので、ただ何かがブレーキになってたりすることもある。だけど、そのブレーキが外れやすい環境が、飯塚にはあるよと薦めたいですね。挑戦する人達が増えていき、そういったコミュニティーが活性化していくと、挑戦する人が集う町に繋がっていくと感じています」と、今後の未来を語ってくれた。
【氏名】 濱野 史雄 【出身】山口県
【取材時の年齢】44歳 【移住歴】 27年
【PROFILE】山口県下関市生まれ。1996年の大学進学で飯塚市に移住。学生時代に商店街や公民館の方々と関わり、筑豊地域の魅力を強く感じる。卒業と同時に、先輩が起業した会社に入社し、現在は全国の大学で大学改革の支援を行う。土日は、コーチングやコミュニケーション、恋愛・夫婦関係、ビジネス構築のセミナーで講師を務める。







