○飯塚市小型自動車競走実施規則
平成18年3月26日
飯塚市規則第182号
改正 H19―69、H19―80、H20―18、H20―30、H20―58、H23―1、H24―23、H24―36、H25―1、H26―14、H27―8、H28―53、H28―69、H30―10、R1―1、R1―2、R2―7
目次
第1章 総則(第1条―第5条)
第2章 開催執務委員(第6条―第23条)
第3章 開催要項及び参加申込み等(第24条―第35条)
第4章 出場資格の確認、検査並びに出場選手及び使用競走車の確定(第36条―第43条)
第5章 番組編成及び出場の準備(第44条―第53条)
第6章 競走(第54条―第78条)
第7章 制裁(第79条―第83条)
第8章 異議申立て(第84条―第86条)
第9章 入場料及び入場者並びに競走場等内の秩序維持(第87条―第96条)
第10章 勝車投票及び払戻し(第97条―第109条)
第11章 場外車券売場等と本場との連絡(第110条)
附則
第1章 総則
(規則の適用)
第1条 飯塚市(小型自動車競走法(昭和25年法律第208号。以下「法」という。)第3条第1項に規定する小型自動車競走施行者をいい、以下「市」という。)が、法に基づいて施行する小型自動車競走(以下「競走」という。)は、法及び小型自動車競走法施行規則(平成14年経済産業省令第98号。以下「省令」という。)その他の法令の規定並びに飯塚市小型自動車競走実施条例(平成18年飯塚市条例第190号。以下「条例」という。)によるほか、この規則によって行う。
(競走の呼称)
第2条 市が飯塚小型自動車競走場(以下「競走場」という。)において開催する競走は、何年度第何回飯塚市営小型自動車競走と呼称する。
(R2―7一改)
(開催要項)
第3条 競走の開催について必要な事項は、その都度、開催要項により定める。
(競走の実施事務の委託)
第4条 市は、法第5条の規定及び条例第6条の規定により、法第5条第1号に規定する事務(以下「競技関係事務」という。)を法第42条第1項の指定を受けた法人(以下「競走実施法人」という。)に委託する。
2 市は、法第5条の規定及び条例第6条の規定により、法第5条第2号又は第3号に規定する事務を他の地方公共団体、競走実施法人又は私人に委託することができる。
3 前項の規定による委託の相手方が私人である場合の委託の相手方に関する基準その他必要な事項は、小型自動車競走法第5条第2号又は第3号に掲げる事務の私人への委託に関する規則(平成23年飯塚市規則第1号)の定めるところによる。
(H20―30、H23―1一改)
(開催関係事項の公示)
第5条 この規則に関係のある事項の公示は、市報、小型自動車競走公報、開催の都度発行する出走表又は場内掲示をもって行う。
第2章 開催執務委員
(開催執務委員の構成)
第6条 競走の開催に関する事務を執行させるため、次に掲げる開催執務委員を置く。
(1) 開催執務委員長(以下「委員長」という。)
(2) 開催執務副委員長(以下「副委員長」という。)
(3) 総務委員
(4) 投票委員
(5) 場内取締委員
(6) 競技委員長
(7) 公正委員
(8) 庶務委員
(9) 番組編成委員
(10) 検車委員
(11) 管理委員
(12) 審判委員
2 専用場外発売場における発売の実施に関する事務を執行させるため、次に掲げる専用場外発売執務委員を置く。
(1) 専用場外発売場長(以下「場長」という。)
(2) 専用場外発売副場長(以下「副場長」という。)
(3) 専用場外発売場総務委員
(4) 専用場外発売場投票委員
(5) 専用場外発売場警備委員
3 前2項各号の開催執務委員及び専用場外発売執務委員(以下「執務委員」という。)は、1人又は数人からなり、その職務を補助させるため、所要の係員を置くことができる。
(H24―36、H27―8一改)
2 同一開催執務委員が2人以上あるときは、これが競技関係事務以外の事務を行う開催執務委員であるときは委員長がその主任を定め、競技関係事務を行う開催執務委員であるときは競技委員長がその主任を定める。
4 執務委員及び係員(以下「開催執務員」と総称する。)の構成は、別表第1のとおりとする。
(H20―30、H23―1、H24―36、H27―8一改)
(委員長)
第8条 委員長は、競走の開催につき、すべての責めに任じ、かつ、競技関係事務以外の事務を行う開催執務委員及び競技委員長の職務執行を統轄する。
(副委員長)
第9条 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときは、その職務を代理する。
(総務委員)
第10条 総務委員は、委員長及び副委員長の職務執行を補佐し、かつ、市に属する庶務、経理及び報道(投票委員の所掌事務を除く。)並びにその他委託事務以外の事務であって、他の開催執務委員の所掌に属さない事務をつかさどる。
2 総務委員の職務執行を補助するため、次の各号に掲げる係員を置く。
(1) 総務員
(2) 賞典員
(H27―8一改)
(投票委員)
第11条 投票委員は、競走場及び場外車券売場等(場外車券売場、専用場外発売場及び競走を行う競走場以外の競走場であって勝車投票券の発売等を行う施設をいう。以下同じ。)において、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 勝車投票券(以下「車券」という。)の発行及び発売に関すること。
(2) 払戻金の算出並びに払戻金及び返還金の交付に関すること。
(3) 前2号の発表に関すること。
(4) 前3号に掲げる事務を行うために必要な器材設備の整備及び管理に関すること。
2 投票委員の職務執行を補助するため、次に掲げる係員を置く。
(1) 投票員
(2) 払戻員
(H24―36、H27―8一改)
第12条 削除
(H27―8)
(場内取締委員)
第13条 場内取締委員は、競走場及び場外車券売場等(以下「競走場等」という。)において、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 競走場等内の入場者の整理及び救護に関すること。
(2) 競走場等内の秩序維持及び衛生の保持に関すること。
(3) 競走場等内における犯罪及び不正の防止に関すること。
(4) 火災その他の災害の予防及び応急措置に関すること。
2 場内取締委員の職務執行を補助するため、警備員を置く。
(H27―8全改)
(競技委員長)
第14条 競技委員長は、委員長の指揮を受けて、競技関係事務を執行する開催執務委員の職務を統轄する。
(H27―8一改)
(公正委員)
第15条 公正委員は、競技委員長を補佐し、競技委員長に事故があるときは、その職務を代理し、かつ、競走の公正安全な実施に関する事務を総括する。
(庶務委員)
第16条 庶務委員は、競走実施法人に属する庶務及び経理並びに競技関係事務であって他の開催執務委員の所掌に属さない事務をつかさどる。
2 庶務委員の職務を補助するため、次に掲げる係員を置く。
(1) 庶務員
(2) 経理員
(H20―30一改)
(番組編成委員)
第17条 番組編成委員は、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 法第27条第1項の指定を受けた法人(以下「小型自動車競走振興法人」という。)に対する競走に出場させる選手及び競走車のあっせん依頼に関すること。
(2) 選手の競走別組合せ及びハンデ距離の決定に関すること。
(3) 競走の名称を決定すること。
2 番組編成委員の職務執行を補助するため、番組編成員を置く。
(H20―30、H27―8一改)
(検車委員)
第18条 検車委員は、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 競走車の出場適性の検査及び確認に関すること。
(2) 競走車の構造及び整備に関する検査(以下「構造検査」という。)に関すること。
(3) 競走車の整備の指導及び管理に関すること。
(4) 燃料の保管及び支給に関すること。
(5) 競走車の事故調査に関すること。
(6) 競走車の輸送の指示に関すること。
(7) 競走車の検車関係器具の整備及び管理に関すること。
2 検車委員の職務執行を補助するため、次に掲げる係員を置く。
(1) 検車員
(2) 整備指導員
(管理委員)
第19条 管理委員は、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 競走に出場しようとする選手(以下「出場予定選手」という。)の健康状態その他の出場適性の検査及び確認に関すること。
(2) 競走に出場する選手(以下「出場選手」という。)及び競走車の確定並びに出場停止に関すること。
(3) 競走開催中の競走路の保全に関すること。
(4) 選手の事故調査に関すること。
(5) 選手の救護(審判委員の所掌に係るものを除く。)及び医務室治療に関すること。
(6) 選手の取締りその他保護管理に関すること。
(7) 前各号の事務を行うために必要な器材の整備及び管理に関すること。
2 管理委員の職務執行を補助するため、次に掲げる係員を置く。
(1) 管理員
(2) 救護員
(審判委員)
第20条 審判委員は、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 出場選手の紹介及び試走に関すること。
(2) 競走に出走する選手及び競走車の決定並びに出走停止に関すること。
(3) 発走、周回通告、到達順位の判定、競走タイムの計測、勝車及び着順の決定並びにその他審判に関すること。
(4) 前3号に関する報道に関すること。
(5) 競走記録の作成及び小型自動車競走振興法人に対する報告に関すること。
(6) 競走開催中の競走路の点検に関すること。
(7) 競走路内の事故選手の救護及び事故競走車の排除に関すること。
(8) 前各号に掲げる事務を行うために必要な器材設備の整備及び管理に関すること。
2 第7条第2項の規定に基づき、競技委員長が定めた審判委員の主任を審判長という。
3 競技委員長は、審判長に事故があるときは、その職務を代理させるため、審判委員から副審判長を定めることができる。
4 審判委員の職務執行を補助するため、次に掲げる係員を置く。
(1) 発走合図員
(2) 発走員
(3) 決勝審判員
(4) 走路審判員
(5) 計時員
(6) 記録員
(7) 周回通告員
(8) 審判放送員
(9) 競走車誘導員
(10) 走路員
(H20―30、H27―8一改)
(場長)
第20条の2 場長は、専用場外発売場において、すべての責めに任じ、かつ、専用場外発売場に関する専用場外発売執務委員の職務執行を総括する。
(H24―36追加)
(副場長)
第20条の3 副場長は、場長を補佐し、場長に事故があるときは、その職務を代理する。
(H24―36追加)
(専用場外発売場総務委員)
第20条の4 専用場外発売場総務委員は、場長及び副場長の職務執行を補佐し、かつ、専用場外発売場に関する庶務、経理及び報道並びにその他の事務であって、他の専用場外発売執務委員の所掌に属さない事務をつかさどる。
(H24―36追加)
(専用場外発売場投票委員)
第20条の5 専用場外発売場投票委員は、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 車券の発売等に関すること。
(2) 払戻金及び返還金の交付に関すること。
(3) 前2号の発表に関すること。
(4) 前3号に掲げる事務を行うために必要な機材設備の整備及び管理に関すること。
(H24―36追加)
(専用場外発売場警備委員)
第20条の6 専用場外発売場警備委員は、専用場外発売場において、次に掲げる事務をつかさどる。
(1) 専用場外発売場の入場者等の整理及び救護に関すること。
(2) 専用場外発売場の秩序維持及び衛生の保持に関すること。
(3) 専用場外発売場における犯罪及び不正の防止に関すること。
(4) 火災その他の災害の予防及び応急措置に関すること。
(H24―36追加)
(審判員の資格)
第21条 審判委員並びに第20条第4項第1号、第3号、第4号及び第7号の係員は、法第11条の規定により審判員として小型自動車競走振興法人に登録された者でなければならない。
(H20―30、H24―36一改)
(執務委員の権限)
第22条 執務委員は、この規則の定めるところにより、その職務を執行するために必要な取調べ又は判定、命令若しくは指示を行うことができる。
(H24―36一改)
(開催執務委員間の通知)
第23条 開催執務委員は、その所掌事務について、他の開催執務委員に関係がある事項は、遅滞なく、これを委員長(その所掌事務が競技関係事務である場合は、小型自動車競走振興法人が定める「番組編成の要領」、「管理の要領」及び「審判の要領」に従い、競技委員長を通じて行うものとする。)及び関係開催執務委員に通知しなければならない。
(H20―30一改)
第3章 開催要項及び参加申込み等
(開催要項)
第24条 第3条に規定する開催要項には、次に掲げる事項を記載し、選手の参加申込み締切日の3週間前までに発表する。
(1) 競走の呼称
(2) 競走開催の日時及び場所
(3) 選手参加申込み締切日
(4) 参加の申込みを受け付ける選手の資格及び範囲
(5) 各開催日における各競走の番号、種類、種目、競走距離及び発走予定時刻
(6) 賞金の額及び賞品の種類
(7) 番組編成上の勝ち上がり基準
(8) 選手に支給する旅費
(9) 競走参加の条件
(10) 場外車券売場等を使用する場合にあっては、その名称
(11) 前各号に掲げるもののほか、競走の開催に必要な事項
(H20―30一改)
(競走の種類)
第25条 競走の種類は、オープンレース及びハンデレースとする。
2 オープンレースは、出走する選手を同一発走線上から同時に発走させて行う競走とする。
3 ハンデレースは、出走する選手に対し、その能力に応じた距離ハンデを課し、異なる発走線上から同時に発走させて行う競走とする。
(競走の種目)
第26条 競走の種目は、原則として予選(選抜された選手による特別選抜予選を含む。)、準決勝戦、優勝戦、順位決定戦、選抜戦及び一般戦とする。
(競走車の種類及び規格)
第27条 競走車の種類及び規格は、競走車の規格の範囲に関する告示(平成15年経済産業省告示第76号)に定める2輪車甲級とする。
2 競走に使用する競走車(以下「使用競走車」という。)は、出場選手自らが所有し、法第11条の規定により小型自動車競走振興法人に登録されたものでなければならない。
(H20―30一改)
(競走距離)
第28条 競走の距離は、1,100メートル以上とする。
(賞金及び賞品)
第29条 市が選手に交付する賞金及び賞品は、競走開催ごとに定める。
3 同着になった選手に対する賞金及び賞品は、その着順以下同着となった選手の数に相当する着順までに定められている賞金又は賞品をそれぞれ合計し、等分して交付する。
4 前項の規定による賞品を分割することのできない場合の交付の方法は、委員長が定める。
(賞金及び賞品の留保等)
第30条 市は、第80条の制裁審議会の審議対象となった選手に対しては、委員長が指定する賞金及び賞品の交付を留保することができる。
3 前項の場合において、既に賞金及び賞品が交付されている選手は、市が指定する期日までに賞金及び賞品を返還しなければならない。
(選手の出場回数)
第31条 選手は、原則として、1日1回限り出場させるものとする。
(H25―1一改)
(出場車数)
第32条 同一競走に出場させる競走車の数は、発走線上において競走車1台につき1.5メートル以上の競走路幅員を与えることのできる範囲内で競走開催ごとに定める。
(参加申込み)
第33条 競走に参加しようとする選手は、小型自動車競走振興法人が定める「あっせん通知、参加申込み及び参加申込応諾方式に関する事務要領(以下、「事務要領」という。)」に従い、次に掲げる事項を確認の上、参加申込みの締切日までに、競走実施法人を経由して、市に申し込まなければならない。
(1) 選手の登録番号、氏名
(2) 使用競走車の登録番号、呼名、車名及び気筒容積
(3) 前2号に掲げるもののほか、必要な事項
(H20―30、R2―7一改)
(参加申込み応諾の通知)
第34条 市は、前条の参加申込みに応諾したときは、選手の集合時間及び出場する日を決定し、当該選手にその旨を事務要領に従い通知する。
(R2―7一改)
(参加申込みの取消し)
第35条 参加申込みは、開催要項が変更されたとき、又は相当の理由があると認められたときのほか、これを取り消すことはできない。
2 前項の参加申込みを取り消そうとする選手は、理由を明らかにし、小型自動車競走振興法人及び競走実施法人を経由して、市に届け出なければならない。ただし、傷病を理由とするときは、医師の診断書を添付しなければならない。
(H20―30、R2―7一改)
第4章 出場資格の確認、検査並びに出場選手及び使用競走車の確定
(出場資格の確認)
第36条 第34条の通知を受けた選手は、競走開催各節の初日の前日(以下「前検日」という。)の指定された時刻までに、次に掲げるものを携帯して使用競走車とともに所定の場所に到着しなければならない。
(1) 第34条に規定する通知
(2) 小型自動車競走振興法人の発行した当該選手の登録証
(3) 小型自動車競走振興法人の発行した当該競走車の登録証
2 選手が前項の規定により到着したときは、管理委員は選手の出場資格の、検車委員は使用競走車の確認を行う。
3 やむを得ない理由により第1項の指定された時刻までに到着できない選手は、あらかじめその理由及び到着時刻を届け出て、管理委員の承認を受けるとともに、その指示に従わなければならない。
(H20―30、R2―7一改)
(出場適性検査)
第37条 出場予定選手は、競走場内の所定の場所において、次に掲げる時期に自らの健康状態その他については管理委員に、使用競走車については検車委員に、それぞれ出場適性に関する検査を受けなければならない。
(1) 前検日 前条第2項の規定により選手の出場資格及び競走車の確認を受けた後(以下この検査を「前日検査」という。)
(2) 前検日の翌日以降の日 出場競走発走前の管理委員及び検車委員が指定する時期
ア 試走前(以下この検査を「当日検査」という。)
イ 試走終了後(競走車に限る。)
2 管理委員は、選手の健康状態その他出場適性を検査し、前日検査に合格した選手に対し選手参加章を交付する。
3 検車委員は、競走車の登録番号の確認その他の出場適性を検査し、当日検査に合格した競走車に対し合格証紙を貼付する。
(1) 参加申込みの内容と相違する事実があったとき。
(2) 選手が、競走に堪えない健康状態であるとき、その他競走の公正安全を阻害するおそれがあるとき。
(3) 使用競走車が、第27条の規定に違反したとき、その他競走の公正安全を阻害するおそれがあるとき。
(R2―7一改)
(出場適性確認)
第39条 選手は、競走開催各節の初日以降の日において、自己の競走が終了した後、翌日の競走に出場しようとする場合には、自らの健康状態その他については管理委員に、使用競走車については検車委員に、それぞれ出場適性の確認を受けなければならない。
2 前項の規定により確定した選手は、やむを得ない理由がある場合を除き、出場を拒んではならない。
(構造検査)
第42条 検車委員は、競走開催各節の初日以降のいずれかの日において、当日の競走を終了した競走車から1台以上を任意に抽出して、構造検査を行わなければならない。
2 検車委員は、前項の場合のほか、使用競走車が小型自動車競走振興法人が定める構造基準に違反している疑いがあると認めるときは、構造検査を行う。
3 選手は、自己の所有する競走車が前2項に定める構造検査の対象となったときは、競走場内の所定の場所において構造検査を受けなければならない。
(H20―30、H27―8一改)
(1) 小型自動車競走振興法人の定める構造基準に違反したとき。
(2) 第50条の規定に違反したとき。
(H20―30、H27―8一改)
第5章 番組編成及び出場の準備
(番組の決定)
第44条 番組編成委員は、第40条の規定に基づき確定した選手及び競走車について、競走番号ごとに出場する選手及び競走車の番号(以下「車番号」という。)並びにハンデレースにあってはハンデ距離を決定する。
(番号決定に対する異議申立ての排除)
第45条 選手は、前条に規定する決定に対して異議を申し立てることができない。
(番組の発表)
第46条 市は、第44条の規定により車番号及びハンデ距離が決定したときは、出走表をもって発表する。ただし、出場選手に対しては、原則として出場当日にこれを通知する。
(出場選手の装着品)
第47条 出場選手は、管理委員の指示により、各競走ごとに車番号付きユニフォームを着用しなければならない。
2 前項に規定する車番号付きユニフォームの色は、次に掲げる色とする。
(1) 一枠 白色
(2) 二枠 黒色
(3) 三枠 赤色
(4) 四枠 青色
(5) 五枠 黄色
(6) 六枠 緑色
(7) 七枠 橙色
(8) 八枠 桃色
第48条 出場選手は、次に掲げる防具を装着しなければならない。
(1) 日本工業規格の表示のある硬質ヘルメット
(2) 革製レーシングスーツ又は革製ズボン
(3) 革製ブーツ
(4) 革製又は布製手袋
(5) 肩当、胴当、肘当、膝当及びすね当(これらのものが第2号の革製レーシングスーツ又は革製ズボンと一体となっている場合は除く。)
(競走車の表示)
第49条 出場選手は、管理委員の指示により、使用競走車の前面及び両側面に車番号板を取り付けなければならない。
(競走車の整備の方法)
第50条 選手は、競走車の整備については、小型自動車競走振興法人が定める競走車整備基準の定めるところにより行わなければならない。
(H20―30一改)
(使用燃料等)
第51条 選手は、検車委員の支給する燃料を使用しなければならない。
2 選手は、燃料及び潤滑油に添加剤その他のものを加えてはならない。
(薬物の使用禁止)
第52条 出場選手は、競走能力を一時的に高める目的をもって薬物その他のものを使用してはならない。
(出場適性検査後における出場停止)
第53条 管理委員は、第37条第1項第2号(イを除く。)の時期の出場適性検査後において、選手については管理委員が、使用競走車については検車委員が、次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、当該選手及び使用競走車が当日出場予定の競走の出場を停止する。
(2) 事故その他の理由により競走能力に支障を生じたため、競走に出場させることが不適当であるとき。
(3) 前2号に掲げる場合のほか、競走の公正安全を確保するため、特に必要があるとき。
第6章 競走
(選手の入場及び紹介)
第54条 出場選手は、管理委員の指示に従い所定の時刻までに所定の場所に集合し、審判委員の指示に従い競走路に入らなければならない。
2 審判委員は、入場した選手の紹介を行う。
第55条 出場選手は、入場してから退場するまですべて、審判委員の指示に従わなければならない。
(試走)
第56条 出場選手は、紹介の終わった後、審判委員の指示に従い、試走を行わなければならない。
2 審判委員は、前項の試走において、その走行が適当でないと認めたときは、当該選手に対し、再試走を指示する。
(出走停止)
第57条 審判委員は、選手又は競走車が次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、当該選手及び競走車の出走を停止する。
(1) 第37条第1項第2号イの規定による検査において、検車委員が、使用競走車について第38条第3号に該当すると認めたとき。
(2) 事故その他の理由により競走能力に支障を生じたために競走に出走させることが不適当であるとき。
(3) 発走を遅延させ、又は他の選手の出走に支障を来すおそれがあるとき。
(4) 前3条の規定に違反したとき。
(5) 前各号に掲げる場合のほか、競走の公正安全を確保するため、特に必要があるとき。
(発走の位置)
第58条 オープンレースにおける選手の発走位置は、同一の発走線上に車番号の順に内側より位置させるものとする。
2 ハンデレースにおける選手の発走位置は、それぞれの発走線上に車番号の順に内側より位置させるものとする。
(発走)
第59条 選手は、審判委員の指示により、発走位置につき、発走合図機の合図により発走しなければならない。ただし、発走合図機が使用できない場合は、審判委員の発走合図により発走しなければならない。
(発走合図)
第60条 審判委員は、発走位置についた選手に対し、発走合図機においては青灯の点滅及び消灯により注意した後、指針の始動で「用意」を示し、次いで指針が垂直上向きに達した時点でチェッカー板の反転により「スタート」の発走合図を行う。ただし、審判委員の発走合図により発走する場合は、黄旗を掲げて注意した後、白旗を上げて「用意」を示し、次いで白旗を下げて発走の合図を行う。
(発走のやり直し)
第61条 審判委員は、発走が適正でないと認めたときは、当該競走の進行を中止し、改めて発走させる。
2 前項の規定による再発走は、3回を超えてはならない。
(発走のやり直しの合図)
第62条 審判委員は、発走のやり直しをするに際し当該競走の進行を中止させようとするときは、発走合図機の赤灯を点滅させるとともに、赤旗を左右に振るものとし、かつ、走路審判員及び周回通告員に指示して赤旗を左右に振らせるものとする。ただし、審判委員の発走合図により発走する場合は、発走合図機の赤灯の点滅を省略することができる。
(競走の意志及び周回誤認の禁止)
第63条 選手は、勝利を得る意志をもって全能力を発揮して競走しなければならない。
2 選手は競走中残りの周回数を把握し、転倒及び競走車の故障等により競走の継続が不可能となった場合を除き、全能力を発揮して競走を完了しなければならない。
(競走の方向)
第64条 競走は、選手の左手が内側になる方向で行う。
(競走中の妨害禁止)
第65条 選手は、他の選手の走行の安全に支障を及ぼすことのないよう、細心の注意を払って競走を行わなければならない。
2 選手は、競走中みだりに斜行し、又は蛇行してはならない。
3 選手は、競走中他の競走車を押圧し、又は衝突してはならない。
(回避地帯の通行禁止)
第66条 選手は、競走中回避地帯を通過してはならない。ただし、衝突若しくは接触が第三者によって引き起こされ、若しくはそのおそれがある場合又は転倒したものを避ける場合においては、この限りでない。
(競走中の援助禁止)
第67条 選手は、競走中いかなる方法によっても他の選手に助力を与え、又は他の者から助力を受けてはならない。ただし、次条第1項の規定による退避に必要な助力を受けることについては、この限りでない。
(競走不能等による退避及び特例)
第68条 選手は、競走中競走車の故障等によって競走の継続が不可能になった場合又は落車した場合は、他の選手を妨害することなく競走車とともに直ちに退避しなければならない。
2 競走の最終周回において決勝線の手前で落車した場合であって、落車したままの状態で選手と競走車が決勝線に到達したときは、競走を完了したものとする。
(競走の中止)
第69条 審判委員は、競走車の速度が著しく遅いため、競走の運営に支障があると認めたときは、当該選手に対し競走を中止させることができる。
(周回通告)
第70条 周回通告員は、競走中の選手に対し、次に掲げる方法により周回通告を行う。
(1) 先頭の競走車が、毎周回、周回通告表示装置又は周回通告表示板(以下「周回通告表示装置等」という。)を視認できる位置に到達するときに周回通告表示装置等に残余の周回数を表示する。
(2) 最終の周回に臨む選手に対しては青旗を、決勝線に到達する選手に対してはチェッカー旗を明瞭に掲示する。ただし、周回遅れとなった競走車又は周回遅れとなるおそれがある競走車があったときは、それらの選手への旗の掲示を省略することができるものとする。
(到達順位の判定)
第71条 到達順位の判定は、次による。
(1) 選手と競走車が一体で決勝線に到達した場合は、車輪の一端が決勝線の垂直面に到達した順位
(2) 第68条第2項の規定による場合であって、選手と競走車が離れて決勝線に到達したときは、選手又は競走車の後着した方の最前部(競走車にあっては車輪の一端)が決勝線の垂直面に到達した順位
(同着)
第72条 競走において2車以上の競走車が同時に決勝線に到達したときは、これらの到達順位は同着とする。
(失格)
第73条 出走した選手が次の各号のいずれかに該当する場合は、その選手は失格とする。
(2) 不正の競走をし、又は不正な競走の協定をしたとき。
(3) 審判委員から第69条の規定により競走の中止を指示されたとき。
(失格の宣告)
第74条 審判委員は、当該競走の勝車を決定する前に、失格の宣告をするものとする。ただし、失格審議の対象車が勝車の決定に関係がない場合は、勝車の決定後とすることができる。
(着順の決定)
第75条 審判委員は、第71条の規定に従い着順を決定する。ただし、失格した選手があったときは、着順を順次に繰り上げる。
(競走の不成立)
第76条 委員長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、競走を不成立とし、その旨を宣言する。
(1) 降雪、豪雨その他の理由により競走を取りやめたとき。
(2) 第61条第2項の規定により競走を取りやめたとき。
(3) 出走すべき選手及び競走車がなくなり、又は1車のみとなったとき。
(4) 決勝線に到達した選手及び競走車がなかったとき。
(5) 競走中、落車等の事故、突風若しくは豪雨等の天災地変又は観客の投石その他の妨害により競走の続行が不可能と認められるとき。
(6) 競走中、周回通告員が誤った周回通告を行ったとき。
(7) 前各号以外の場合であって、競走に実施に重大な支障が生じたとき。
第77条 前条の場合にあっては、いかなる理由があっても競走のやり直しをすることはできない。
(事故調査)
第78条 管理委員及び検車委員は、次の各号のいずれかに該当する選手及び競走車について、直ちにその原因を調査し、その結果を競技委員長を通じて委員長に報告するとともに審判委員その他関係委員に通報するものとする。
(1) 落車その他事故があった選手及び競走車
(2) 全能力を発揮して競走しなかったと認められる選手及び競走車
(3) 第69条の規定により競走の中止を指示された選手及び競走車
第7章 制裁
2 委員長は、競走の公正を確保するため第3条の開催要項に記載する選手の参加条件に基づき、参加条件に記載した要件に該当する選手に対し翌日以降の出場を停止することができる。
(制裁審議会)
第80条 競走場内の秩序を維持し、又は競走の公正を確保するため必要な制裁に関する事項をつかさどらせるため、制裁審議会(以下「審議会」という。)を置く。ただし、前条に規定する制裁については、この限りでない。
第81条 審議会は、関係開催執務委員をもってこれを組織する。
2 審議会に会長を置き、委員長をもってこれに充てる。
3 審議会の議事規則は、別に定める。
第82条 審議会は、次の各号のいずれかに該当する選手に対し、戒告し、又は市が行う競走に1年以内の期限を限り出場を停止することができる。
第83条 審議会は、次の各号のいずれかに該当する選手に対して戒告し、市が行う競走に3年以内の期限を限り出場を停止し、又は関与することを禁止することができる。
(1) 競走に関し、不正協定の申込みをなし、若しくはその協定を受諾し、又はその協定を実行した者
(2) 競走に関する不正な行為について謀議し、若しくは不正の行為の申込みを受けてこれを受諾し、又は実行した者
(3) 競走に関する不正な行為の申込み、若しくは受託について仲介し、又は申込み、受託若しくは実行をほう助した者
(4) 競走に関し、不正の目的をもって他人と連絡し、又は他人に対し情報を提供した者
(5) 競走に関し、不正の目的をもって他の選手に対し暴行し、脅迫し、又は財物その他の利益を与え、若しくは与えることを約束した者
(6) 前号の場合において、財物その他の利益を受け、又は受けることを約束した者
(7) 競走において、不正の目的をもって、自己の全能力を発揮せず、又は他の選手の全能力を発揮させなかった者
(8) 不正の目的をもって、他の選手の競走を妨害その他の方法により不利にし、又は有利に導いた者
(9) 小型自動車競走振興法人の定める構造基準に違反した競走車を競走に使用した者又は第42条第3項の規定に違反した者
(10) 開催執務員の職務の執行を妨害した者
(11) はなはだしく選手の体面を汚す行為をした者
(H20―30一改)
第8章 異議申立て
(異議申立て)
第84条 制裁を受けた選手が、これを不服とするときは、市長に対して、異議申立てを行うことができる。
第85条 異議申立ては、制裁の通告を受けた日から1月以内に次に掲げる事項を記載した書面をもって、これを申し立てなければならない。
(1) 選手の住所、氏名、年齢及び性別
(2) 選手の登録番号
(3) 不服とする制裁の概要
(4) 異議の申立ての理由
第86条 市長は、異議申立てについて裁決したときは、速やかにその結果を当該選手に書面をもって通知する。
第9章 入場料及び入場者並びに競走場等内の秩序維持
2 委員長は、競走場以外で競走が開催される場合において、当該競走開催施行者(以下「本場」という。)から委託を受け車券の発売(以下「臨時場外発売」という。)を行う場合は、入場者にロイヤルスタンド席を利用させることができるものとする。
3 委員長は、競走場に入場しようとする者の利便性等を考慮する中で必要と認めるときは、1年度間を通じて競走開催中に特別席を利用することが可能な、年間一括購入制度(以下「年間予約席」という。)を利用させることができるものとする。
5 前2項に規定する年間予約席の募集の方法等詳細については、市長が別に定める。
6 市又は本場の都合により競走又は臨時場外発売を第5レース以内で中止した場合は、席料を納入した者(年間予約席購入者を除く。)に限り、次条第1項に規定する席券と交換の上、席料を返還する。
7 15歳未満の者は、ロイヤルスタンド席に入場することができない。
(H19―80、H20―18、H25―1一改)
(席券等)
第88条 席料を納入した者には、これと引換えに席券を交付する。
2 年間予約席購入者には、席券に換えて年間予約席購入者証を交付する。
(H25―1全改)
第89条 削除
(H25―1)
(席券の改札等)
第90条 特別席を利用しようとする者に対しては、席券又は年間予約席購入者証の改札を行う。
2 特別席を利用している者に対しては、席券又は年間予約席購入者証の検札を行うことができる。
(H25―1全改)
(き章等の交付)
第91条 市の行う競走の開催に関係がある次に掲げる者が、競走を開催している日に、競走場内においてその事務に従事しようとするときは、き章等を交付する。
(1) 競走に関係する政府職員及び市職員
(2) 小型自動車競走振興法人の役職員
(3) 開催執務委員
(4) 選手(出場選手を除く。)
(5) 警察職員及び消防職員
(6) 報道に従事する者
(7) 前各号に掲げる者以外の者であって、競走の開催に必要なもの
(H20―30、H24―36一改)
(立入りの制限)
第92条 次に掲げる者以外の者は、本部席(開催執務委員長室及び競技委員長室の合同室をいう。)、監督官室、審判室(放送室を含む。)、番組編成室、電算センター、車券発売所並びに払戻金及び返還金交付所内に、立ち入ってはならない。
(2) 前号に掲げる者以外の者であって、委員長が許可したもの
第93条 次に掲げる者以外の者は、競走を開催している競走場の競走路及びその内側、選手管理室、選手控室、検査室、競走車保管所及び競走車修理場の所在する区域に立ち入ってはならない。
(1) 当該競走に出場する選手
(2) 第91条第1項第1号から第3号までに掲げる者
(3) 前2号に掲げる者以外の者であって、委員長が許可したもの
(競走場等の秩序維持)
第94条 委員長及び場長は、競走場等(競走場及び専用場外発売場をいう。以下同じ。)における秩序を維持し、かつ、競走の公正を確保するため、入場者の整理、競走に関する犯罪及び不正の防止その他必要な措置を講ずるものとする。
(H24―36一改)
(入場禁止)
第95条 委員長及び場長は、次の各号のいずれかに該当する者に対し、競走場等への入場を禁止することができる。
(1) 他人の迷惑となるような服装をし、又は裸になり、泥酔し、若しくはみだりに高声を発する等品性を乱している者
(2) 競走の実施を妨げる行為をし、又はしようとした者
(3) 競走場等内外で他人の車券購入を妨害し、又は強制し、若しくは故なく干渉した者
(4) 開催執務員又は選手に対し、暴行し、又は脅迫し、若しくは不正の目的をもって財物その他の利益を与え、又は与えることを約束した者
(5) 集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれがある者
(6) 法第61条各号、第62条各号及び第63条各号に掲げる者又はこれに該当することとなるおそれがある者
(7) 小型自動車競走審判員、選手および小型自動車登録規則(昭和32年通商産業省令第41号)第21条第2号又は第3号の規定に該当し、小型自動車競走振興法人から選手登録を消除された者
(8) 第83条各号に掲げる者
(9) 第93条の規定に違反した者
(10) 集団的に又は常習的にノミ行為その他の犯罪を行うおそれがある者
(11) 他の小型自動車競走施行者において、本人又はその家族からの申請により入場禁止とした者
(12) 前各号に掲げる者のほか、競走の公正を害し、又は競走場内の秩序を乱すおそれがある者
(H20―30、H24―36、H25―1、H30―10一改)
(本人申請による入場禁止)
第95条の2 委員長は、競走場等への入場禁止を希望する者から委員長が別に定める書面により入場禁止の申請があったときは、委員長が別に定める期間中、当該申請を行った者の入場を禁止することができる。
2 委員長は、前項の規定により入場禁止となった者から委員長が別に定める書面により入場禁止の解除の申請があったときは、当該申請を行った者の入場禁止を解除することができる。
(H30―10追加)
(家族申請による入場禁止)
第95条の3 車券の購入により、本人及びその家族の日常生活又は社会生活に支障が生じている状態にある者又はそのおそれがある者の家族(この者と同居する親族(成年者に限る。)及び委員長が特に認めた者をいう。以下同じ。)は、委員長が別に定める書面及び書類により、この者の競走場等への入場禁止を申請することができる。
3 前項の規定による通知を受けた入場禁止候補者は、これを不服とするときは、入場禁止の開始予定日前日までに書面をもって委員長に対して意見を申し出ることができる。
4 委員長は、前項の申し出があったときは、その内容を検討のうえ入場禁止の可否について判断し、直ちにその結果を、意見を申し出た入場禁止候補者及び申請家族に通知する。
5 委員長は、第2項の規定により入場禁止となった者又は申請家族から、委員長が別に定める書面により入場禁止の解除の申請があった場合において、委員長が別に定める事由に該当する場合は、入場禁止を解除することができる。
(H30―10追加)
(場内取締委員及び専用場外発売場警備委員の権限)
第96条 場内取締委員及び専用場外発売場警備委員(以下この条において「場内取締委員等」という。)は、既に入場している者が次の各号のいずれかに該当する場合においては、競走場等から退場を命ずることができる。
(1) 第95条各号に掲げる者
(3) 違法な行為をし、又はしようとした者、若しくは競走場等内の秩序を乱した者、又は乱すおそれのある者
(4) 委員長の許可なく、業として競走の予想をし、又は指定された場所以外の場所において物品を販売した者
(5) 委員長の許可なく、業として払戻金の立替えを行い、又は広告物等を頒布し、若しくは、はり付けた者
(6) 第92条の規定に違反した者
(7) 前各号に掲げる者のほか、場内取締委員等(警備員を含む。)の指示に従わない者
2 場内取締委員は、第95条第1項に規定する者が既に特別室に入場している場合においては、当該者に対して特別室から退場を命ずることができる。
3 前2項の規定により退場を命ぜられた者は、その日においては、再び競走場等に入場することができない。
(H24―36、H25―1、H27―8、H30―10一改)
第10章 勝車投票及び払戻し
(勝車投票法の種類)
第97条 勝車投票法は、単勝式勝車投票法、複勝式勝車投票法、連勝単式勝車投票法及び連勝複式勝車投票法の4種とする。
2 連勝単式勝車投票法は、枠番号二連勝単式勝車投票法及び枠番号三連勝単式勝車投票法とする。
3 連勝複式勝車投票法は、普通枠番号二連勝複式勝車投票法、拡大枠番号二連勝複式勝車投票法及び枠番号三連勝複式勝車投票法とする。
(払戻率)
第97条の2 勝車投票法の払戻率は100分の70とする。ただし、市長が特に必要があると認める場合は、その指定する払戻率を100分の70以上100分の80以下の範囲内において別に定めることができる。
(H27―8全改)
(車券)
第98条 条例第5条の規定に基づき発売する車券は、券面金額10円の車券の10枚の整数倍の枚数を1枚で代表する。
2 車券には、次に掲げる事項を記載する。
(1) 発行者名
(2) 勝車投票法の種類を示すに足る文字
(3) 車券を発売する競走を行う本場の名称
(4) 競走施行の年月日を示すに足る文字
(5) 当該競走の番号
(6) 投票する車番号(連勝単式勝車投票法及び連勝複式勝車投票法にあっては組番号とする。以下同じ。)
(7) 前号のそれぞれの車番号に係る勝車投票の金額及びその合計金額
(8) 車券通し番号
(車券の控券)
第99条 車券を発売したときは、その控券は必要な期間保存する。
2 控券は、発売した車券と同様の事項を記載若しくは記録した紙テープ又は電磁的記録によることができる。
(車券の発売方法)
第100条 車券は、競走場内の車券発売所、場外車券売場及び専用場外発売場(以下次条において「車券発売所等」という。)において券面金額で発売する。
(H24―36一改)
(車券の発売開始及び締切り)
第101条 車券発売所等における車券の発売は、出走表を表示したとき以降に開始し、それぞれの競走前に締め切る。
(H24―36一改)
第102条 車券の発売を締め切ったときは、遅滞なく、各勝車投票法別に各車又は各組に対する車券の総投票数を表示する。
(返還金)
第103条 車券を発売した後、当該競走について次の各号のいずれかに該当する理由が生じたときは、当該競走における投票は、これを無効とし、車券と引換えに当該投票金額の返還に応ずる。
(1) 第76条第1項の規定により競走が成立しなかったとき。
(2) 競走に勝車がなかったとき。
2 単勝式勝車投票法及び複勝式勝車投票法において、発売した車券に表示された競走車が出走しなかったときは、その競走車に対する投票はこれを無効とし、車券と引換えに当該投票金額の返還に応ずる。
3 複勝式勝車投票法において、車券を発売した後、次の各号のいずれかに該当する理由が生じたときは、当該複勝式車券は、これを無効とし、車券と引換えに当該投票金額の返還に応ずる。
(1) 車券発売開始のときに、出走すべき競走車が5車以上7車以下であった場合において、出走する競走車が2車のみになったこと。
(2) 車券発売開始のときに、出走すべき競走車が8車以上あった場合において、出走する競走車が3車以下となったこと。
4 枠番号二連勝単式勝車投票法及び枠番号三連勝単式勝車投票法並びに普通枠番号二連勝複式勝車投票法、拡大枠番号二連勝複式勝車投票法及び枠番号三連勝複式勝車投票法において、発売した車券に表示された組の競走車の1車以上が出走しなかったときは、その組に対する投票はこれを無効とし、車券と引換えに当該投票金額の返還に応ずる。
5 普通枠番号二連勝複式勝車投票法において、車券を発売した後、出走する競走車が2車のみとなったときは、当該車券はこれを無効とし、車券と引換えに当該投票金額の返還に応ずる。
6 拡大枠番号二連勝複式勝車投票法及び枠番号三連勝複式勝車投票法において、車券を発売した後、出走する競走車が3車のみとなったときは、当該車券はこれを無効とし、車券と引換えに当該投票金額の返還に応ずる。
7 場外車券売場等において発売した車券の発売金額の全部又は一部を、天災地変その他やむを得ない理由により、本場において発売した車券の発売金額と合計することができなかったときは、場外車券売場等における投票であって合計することができなかったものは、これを無効とし、車券と引換えに当該投票金額の返還に応ずる。
(車券の変更等の禁止)
第104条 車券を購入した者は、いかなる理由があっても、その車券に表示してある競走番号又は車番号その他の事項の変更を要求し、又は前条の規定による場合のほか、投票金額の返還を請求することができない。
(払戻金額の掲示)
第105条 競走が終了した後、勝車の決定表示があったときは、勝車投票の的中者又は法第16条第4項の規定により投票不的中者に交付すべき1票に対する払戻金額を掲示する。
(H19―69、H20―30一改)
(払戻金及び返還金の交付場所)
第106条 払戻金及び返還金の交付は、競走場及び場外車券売場等内の払戻金及び返還金の交付所において行う。
(H24―36一改)
(車券の無効)
第107条 第98条第2項の規定により記載された文字が不明である車券又は原形を認識できない車券は無効とし、払戻金又は返還金の交付を行わない。
(H28―53一改)
(H28―53追加)
第11章 場外車券売場等と本場との連絡
(場外車券売場等と本場との連絡)
第110条 場外車券売場等と本場との連絡は、2系統以上の電気通信回線を使用して行う。
(H28―53繰下)
附則
この規則は、平成18年3月26日から施行する。
附則(平成19年8月15日 規則第69号)
この規則は、公布の日から施行し、改正後の飯塚市小型自動車競走実施規則の規定は、平成19年6月13日から適用する。
附則(平成19年10月23日 規則第80号)
この規則は、公布の日から施行する。
附則(平成20年3月31日 規則第18号)
この規則は、平成20年4月1日から施行する。
附則(平成20年3月31日 規則第30号)
この規則は、平成20年4月1日から施行する。
附則(平成20年10月29日 規則第58号)
この規則は、平成20年10月30日から施行する。
附則(平成23年1月19日 規則第1号)抄
(施行期日)
1 この規則は、公布の日から施行する。
附則(平成24年5月2日 規則第23号)
この規則は、公布の日から施行し、改正後の飯塚市小型自動車競走実施規則第97条の2の規定は、平成24年6月9日以後に完了する競走に適用し、同日前に完了した競走については、なお、従前の例による。
附則(平成24年7月27日 規則第36号)
この規則は、公布の日から施行し、平成24年7月18日から適用する。
附則(平成25年1月7日 規則第1号)
この規則は、平成25年4月1日から施行する。
附則(平成26年3月25日 規則第14号)
この規則は、平成26年4月1日から施行し、同日以後の利用に係る席料から適用する。
附則(平成27年3月19日 規則第8号)
この規則は、平成27年4月1日から施行する。
附則(平成28年8月3日 規則第53号)
この規則は、平成28年9月15日から施行する。
附則(平成28年11月16日 規則第69号)
この規則は、平成28年11月19日から施行する。
附則(平成30年3月20日 規則第10号)抄
この規則は、平成30年10月1日から施行する。
附則(令和元年7月11日 規則第1号)抄
(施行期日)
1 この規則は、令和元年10月1日から施行する。
(経過措置)
2 この規則の施行の日前に既に本則に規定する各規則(第8条の規定を除く。)の改正前の規定により施行日以後の使用又は利用について許可を受け、又は申請をした者の当該使用又は利用に係る使用料又は利用料金については、改正後の各規則の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則(令和元年7月11日 規則第2号)
この規則は、令和元年10月1日から施行する。
附則(令和2年3月17日 規則第7号)
この規則は、令和2年4月1日から施行する。
別表第1(第7条関係)
(H24―36全改、H27―8一改)
別表第2(第87条関係)
(R1―1全改、R1―2一改)
区分 | 日額 | 年額(年間予約席) | ||
本場開催時席料 | 場外開催時席料 | シングル席(1人) | ペア席(2人1組) | |
第1特別観覧席 | 1,040円 | 310円 | 56,570円 | 84,850円 |
ロイヤルスタンド2階スタンダードシート | 2,200円 | 1,100円 | 187,000円 | 280,500円 |
ロイヤルスタンド2階スタンダードシート特別入室料 | 1,100円 (ただし、年間予約席購入者の同伴者1人に限る。) | 550円 (ただし、年間予約席購入者の同伴者1人に限る。) | ||
ロイヤルスタンド3階スタンダードシート | 3,300円 | 1,650円 | 286,000円 | 429,000円 |
ロイヤルスタンド3階スタンダードシート特別入室料 | 1,650円 (ただし、年間予約席購入者の同伴者1人に限る。) | 820円 (ただし、年間予約席購入者の同伴者1人に限る。) | ||
ロイヤルスタンド3階ソファーシート | 4,400円 | 2,200円 | ||
ロイヤルスタンド3階ペアソファーシート | 6,600円 (席数2) | 3,300円 (席数2) | ||
ロイヤルスタンド3階ボックスシート | 16,500円 (席数6) | 8,250円 (席数6) | ||
ロイヤルスタンド3階車椅子シート | 2,200円 | 1,100円 | ||
ロイヤルスタンド4階エグゼクティブルームA | 33,000円 (席数10) | |||
ロイヤルスタンド4階エグゼクティブルームB | 26,400円 (席数8) |
備考 席料は、消費税及び地方消費税を含む。